地域に根付いた「町医者」としての弁護士

 はじめまして。私は、浜名湖法律事務所の所長を務めます静岡県弁護士会所属の弁護士の平岡 新(ひらおか あらた)と申します。当事務所は、鷲津駅徒歩3分という交通至便の場所に位置する、湖西市初の法律事務所(弁護士の事務所)です。
 私は、弁護士は、「社会の医者」だと思っています。病気になれば医者に行って診断を受け、治療を受けます。同様に、突然、事件や事故、困りごとに巻き込まれた時には、気軽に弁護士に相談していただいて、法律の専門家として解決のお手伝いをする。弁護士はそうあるべきと考えています。
 ところが、「弁護士に相談する」ということには、まだまだ敷居の高いイメージがあるようです。「弁護士の世話になるようなことになってしまって恥ずかしい」「相談だけでも高いお金を取られそう」「こんな相談を偉い弁護士の先生にしたら怒られるんじゃないだろうか」「以前、市役所の法律相談に行ったらその時の弁護士が感じが悪くて不快な思いをしたので、もう弁護士に相談したくない」。そのようなイメージから弁護士への相談をためらい、結果として必要な法律サービスを受けられないことがあるのであれば、それは弁護士側の怠慢でもあります。
 また従来、静岡県西部の法律事務所は浜松市中心部に集中しており、湖西市、浜松市西区、北区地域には法律事務所がありませんでした。これらの地域にお住まいの方、お勤めの方が弁護士の援助を必要になったときは、浜松市内や場合によっては豊橋市まで毎回出かけて、相談、打ち合わせをしなくてはならず、そのような負担から相談をあきらめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
 私は、地域に根付いた「町医者」としての弁護士として、法律サービスを通じて地域の役に立ちたいという思いから、平成27年4月に、浜松市内の事務所から独立し、当事務所を立ち上げました。「浜名湖」を名乗ったのは、湖西市だけにとどまらず、浜松市西区、北区などの環浜名湖地域に貢献したいとの思いが込められています。
 幸いにして事務所立ち上げ後、湖西市商工会にもご助力いただき、商工会会員の皆さまの法律相談をさせていただくなど、地域に根付いた弁護士としての活動のスタートを切ることができました。
 今後ますます地域のお役に立ってまいりたいと思っておりますので、なにとぞ宜しくお願いいたします。

■弁護士略歴
兵庫県神戸市出身
神戸大学法学部、神戸大学法科大学院卒
平成27年4月、浜松綜合法律事務所から独立し浜名湖法律事務所を開設